野村万蔵家を母体とする 「萬狂言」 関西代表 小笠原由祠 (能楽師 和泉流狂言方)のホームページです。
(運営:アトリエ オガ.)
【小笠原由祠の主な作品】 | |
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■ NEO狂言 「ポルチーニ」「ポルチーニ」とはイタリア語でキノコのこと。
本作はとってもとっても生えてくる得体の知れないキノコに対して、山伏が祈祷をもって挑むが、祈れば祈るほど増殖するという狂言演目「くさびら」をベースにしています。 2023年7月 岡山の能楽堂ホール「Tenjin9」、同年12月には東京の国立能楽堂、2024年1月には大阪の大槻能楽堂にて公演。
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■ 創作狂言 「ちばわらい」大晦日の夜、太郎冠者が千葉寺で行われる「千葉笑い」に参加する、と聞きつけた主人は、わざと太郎冠者に用事を言いつけます。
しかし太郎冠者は、主人の用事を後回しにして「千葉笑い」へ。 2023年1月青葉の森公園芸術文化ホールにて公演。 | |
当日配布 (各 PDF 2.5MB) |
■ 新作狂言「里見八犬伝」 八犬伝リターンズ千葉県が誇る江戸時代の長編小説「南総里見八犬伝」を新たな構成、演出で舞台狂言化。4作品を一挙上演!! 本公演「八犬伝 リターンズ」は、江戸時代に曲亭馬琴によって著された長編小説「南総里見八犬伝」を題材とした新作狂言です。 この「八犬伝 リターンズ」は、「見る、知る、伝える千葉 ~創作狂言~」 プロジェクトにおいて取り組んできた創作狂言「里見八犬伝」シリーズの4作品をベースに、 プロが演じる作品へと再編集し昇華させたものです。 能楽師、日本舞踊家、オペラ俳優、仮面劇俳優、音楽は鬼才・一噌幸弘バンドという錚々たるプロフェッショナルが参加し、一堂で共演するという 今までにない試みであり、演じるプロたちにとっても新鮮な刺激を受ける魅力ある作品となりました。 2021年11月袖ケ浦市民会館大ホールにて公演。
» 一之章 (PDF 4.6MB) |
■ 創作狂言 「里見八犬伝 最終章」本作は、江戸時代後期に曲亭馬琴 [きょくていばきん] によって著された長編小説『南総里見八犬伝』を題材とした創作狂言です。 2022年1月青葉の森公園芸術文化ホールにて公演。 | |
■ 創作狂言 「里見八犬伝 其ノ参」本作は、江戸時代後期に曲亭馬琴によって著された長編小説『南総里見八犬伝』を題材とした創作狂言です。 2019年12月千葉県文化会館にて公演。 | |
■ 創作狂言 「里見八犬伝 其ノ弐」本作は、江戸時代後期に曲亭馬琴によって著された長編小説『南総里見八犬伝』を題材とした創作狂言です。 2018年12月千葉県文化会館にて公演。 | |
■ 創作狂言 「里見八犬伝 其ノ壱」本作は、江戸時代の後期に曲亭馬琴によって著された『南総里見八犬伝』を原作とした創作狂言です。 2017年12月千葉県文化会館にて公演。 | |
■ 創作狂言 「里見八犬伝 其ノ零」室町時代末、結城合戦に敗れた里見義実 [さとみよしざね] は、安房(千葉県南部)に落ちのびてきます。山下定包 [やましたさだかね] やその妻玉梓 [たまずさ] を成敗し、滝田城主となった義実ですが、隣国館山城の安西景連 [あんざいかげつら] に攻め立てられ窮地に陥り、愛犬八房 [やつふさ] に「敵将景連の首を捕ってきたら娘の伏姫 [ふせひめ] を嫁にやる。」と戯言をいいます。見事敵将の首を捕って戦いを勝利に導いた八房は、約束通り伏姫を連れ、富山の洞窟にこもり暮らすのですが・・・。 2016年12月千葉県文化会館にて公演。 | |
■ コラボレーション作品 「うもうて死ぬる」2011年の福嶋原発事故以来、日本人と食物の関係は大きく変わり、一部には脅迫観念的な行動も見られるし、 実際安全な食べ物が保障されていないという事実もある。 このような状況下では、美味しい砂糖菓子を猛毒だと嘘をつく主人と、そんな申し付けにも関わらずその菓子を食べてしまう二人の召使いを描く狂言『附子』は、 また一味違う意味を持って見えてくる。 ■ コラボレーション作品 「はらきれず」明治新政府に芸術顧問としてイタリアからやって来た男と日本の花魁 [おいらん] との夫婦喧嘩という設定で、 狂言「鎌腹」を翻案化し、コンメディア・デッラルテの手法により演出した新作です。 2016年、大阪・東京にて日伊国交150周年記念事業として公演。 | |
■ 創作狂言 「やぶしらず」天下の副将軍水戸光圀(水戸黄門)が、水戸から江戸へ名所旧跡を参拝する道中で、
葛飾八幡宮(現在の市川市本八幡)に立ち寄ります。
そこで氏子たちより、誰も恐れて近寄らない「八幡の藪知らず」のうわさを耳にしました。
入ったら二度と出て来られないという禁断のこの土地に、
光圀はあえて足を踏み入れるのでした。 2015年12月千葉県文化会館にて公演。
2010年公演の創作狂言 「水戸黄門と藪しらず」のリメイク版、チケット完売の大盛況でした。 | |
■ コラボレーション作品
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■ 創作狂言 「ヤマトタケルとオトタチバナヒメ」景行天皇の皇子ヤマトタケルが、アヅマの国を征服するために、「内つ海」を渡って房総に行こうとしているのを聞き、竜王と海の仲間たちは、どうするか相談をはじめます。
そうとは知らないタケルは、走水に到着。
海に向かって悪口を並べ立てるタケルに、海の者たちの怒りが爆発し、よってたかってタケルを踏みつけてしまいました。
それを聞き、駆け付けて来たタケルの后オトタチバナヒメは、愛する夫をボコボコにされて怒り心頭。
ふがいない夫を叱咤して、仕返しするよう追い立てます。 2014年11月千葉県文化会館、千葉県東総文化会館にて公演。
古代の英雄ヤマトタケルと后オトタチバナヒメの物語を題材とした、2008年公演の「オトタチバナヒメ」をリメイクしました。古典の世界と現代の夫婦像を掛け合わせ、皆さまにお楽しみ頂きました。 | |
■ 創作狂言 「はごろも かたり」下総国池田の郷に住む男。 なんとか嫁をもらいたいと妙見様に願うと、月夜の池田池に参るようにとのお告げがありました。 男が池にやってくると、天女が舞い降ります。 男は天女がぬいだ羽衣を隠して地上にとどまらせ、夫婦となり、子をもうけて、千葉の殿様となるまで出世します。 しかし、天女は羽衣を見つけるや、天に帰ってしまいます。 男はショックのあまり、病気になってしまいますが、そこへ天女が戻ってきて…。 2013年12月千葉市文化センターにて公演。 千葉県に伝わる羽衣伝承を題材とした、2007年公演の「千葉の羽衣」をリメイクし、更にスケールアップした内容でお楽しみ頂きました。 | |
■ 創作狂言 「鬼来迎」娑婆の人間に信仰心がなくなったために、地獄はかつてないほどに大繁盛。 地獄の恐ろしい有様を伝えようと語り部が登場し、地獄の絵解きを行います。 さて、六道の辻では、生前悪事を重ねた亡者たちが責め苦を受けていました。 自分たちの行いに懲りていない亡者たちのところに現れたのが、地蔵菩薩。 慈悲深いと評判の地蔵菩薩の登場に、亡者たちは大喜びします。 ところが慈悲深いはずの地蔵菩薩は…。 2012年12月千葉県文化会館、千葉県東総文化会館にて公演。 2008年公演の「鬼の来迎」のリメイク版です。
千葉県山武郡横芝光町の広済寺にて脈々と演じられてきた「鬼来迎」をもとに、鬼と地獄に向かう衆生との緊迫したやりとりを、狂言の舞台に仕立て上演いたしました。 | |
■ コラボレーション作品 「うもうて死ぬる」2011年の福嶋原発事故以来、日本人と食物の関係は大きく変わり、一部には脅迫観念的な行動も見られるし、 実際安全な食べ物が保障されていないという事実もある。 このような状況下では、美味しい砂糖菓子を猛毒だと嘘をつく主人と、そんな申し付けにも関わらずその菓子を食べてしまう二人の召使いを描く狂言『附子』は、 また一味違う意味を持って見えてくる。 ■ コラボレーション作品 「健康元年」かつて人間の管理を超えた恐ろしい災禍や病の蔓延を抑え込む力があるとされていた山伏があえなく失敗する姿を描く狂言の『くさびら』や『梟』(フクロウ)の背後には、中世日本人の不安に満ちた生命観があったが、 大型地震の予測と放射能の影響下、現代日本人は、それとある意味で近い状態を生きている。 その健康を管理する現代医療機関の笑えるようでいて笑えない不条理な応対ぶりを『くさびら』や『梟』のシンプルな劇構造に沿って展開してみた。 2012年9月堺能楽会館にて公演。
昨年に引き続き、“狂言”とイタリア仮面劇“コンメディア・デッラルテ”とのコラボレーション公演、今回は鎮魂延年の舞「黒い媼」を地鎮・鎮魂の心にて舞いました。 | |
■ 創作狂言 「千葉わらい」太郎冠者が心待ちにしていたのは、千葉寺で大晦日に行われる 「千葉わらい」。 氏素性を隠した多くの民が、
境内で悪口を言い合って朝まで笑い興じる天下の奇習である。 太郎冠者は昨年、主人に隠れて参ったのだった。
2011年12月千葉市民会館大ホールにて公演。 2007年公演の「抱腹絶倒ちばわらい」のリメイク版です。
「千葉わらい」 は明治時代以降、廃れてしまいましたが、公演の前年に地域の人々によって復活されました。 この貴重な地域文化を創作狂言というかたちで多くの方々にお楽しみいただきました。 | |
■ 新作ネオ狂言 「Porcini<ポルチーニ>」「ポルチーニ」 とは、イタリア語でキノコのこと。 本作は、とってもとっても生えてくる得体の知れないキノコに対して、山伏が祈祷をもって挑むが、
祈れば祈るほど増殖するという狂言演目 「くさびら」 をベースにしています。 国際文化祭・京都2011 「マンガアートフェスティバル」 のイベントとして、
2011年11月 元離宮二条城 二の丸御殿台所にて公演。
赤塚不二夫氏の作品世界と、日本の狂言・イタリア仮面劇といった伝統芸能との融合を、皆様にお楽しみいただきました。 | |
■ コラボレーション作品 「猿神」2011年7月8日・9日 フランスで活躍中の木管五重奏グループ 「アルテ・コンボ」とのコラボレーション公演を、大分・熊本にて開催いたしました。 アルテ・コンボ公式サイト → http://www.artecombo.com/ | |
■ コラボレーション作品 「はらきれず」明治新政府に芸術顧問としてイタリアからやって来た男と日本の花魁 [おいらん] との夫婦喧嘩という設定で、 狂言「鎌腹」を翻案化し、コンメディア・デッラルテの手法により演出した新作です。 ■ コラボレーション作品 「異人相撲発気揚々」文明開化混乱期に禁令中の大相撲。
どうしても観たい異人銀行家は自ら力士を抱えるが・・・。 2011年2月大阪能楽会館にて公演。
昨年に引き続き、“狂言”とイタリア仮面劇“コンメディア・デッラルテ”とのコラボレーション公演、今回はさらに踏み込んだものとしてご覧頂きました。 | |
■ 創作狂言 「水戸黄門と藪しらず」天下の副将軍水戸光圀が、誰も恐れて近寄らない 「八幡(現在の市川市本八幡)の藪しらず」 のうわさを耳にしました。
入ったら二度と出てこられないという禁断の土地に、光圀はあえて足を踏み入れます。
そこで見たものとは? 2010年11月青葉の森公園芸術文化ホールにて公演。
史実やドラマとは少しちがう、千葉県ならではの黄門様の物語。ここでしか観られない創作狂言をお楽しみいただきました。 | |
■ コラボレーション作品 「TONTO盗人」夜更けに大阪のとあるお金持の屋敷に忍び込んだのは、何とイタリア人!! でも彼はマフィアなどでは無く、気の小さい間抜けな男です。 何とか目的の ある物を盗み取ろうとしますが、 やがて物音を聞きつけて主人がやって来てしまいます。 慌てたイタリア人は必死に隠れますが…。 (“TONTO”とは、イタリア語で「まぬけ」という意です。) 2009年12月山本能楽堂にて公演。
日本とイタリア、2国が誇る伝統喜劇、“狂言”とイタリア仮面劇“コンメディア・デッラルテ”とのコラボレーションをお楽しみ頂きました。 | |
■ 創作狂言 「オトタチバナヒメ」大和国(現在の奈良県)の皇子ヤマトタケルが、常陸国(現在の茨城県)を制服するためにやってきました。 わだつみの神と海の仲間たちは、彼が相模国(現在の神奈川県)から「内つ海」(現在の東京湾)をわたって 房総に行こうとしていることを聞き、どうしたものかと相談をはじめます。 そうとは知らないヤマトタケルは、三浦半島の走水に到着。 海に向かって悪口を並べ立てるヤマトタケルに、 海の者たちの怒りが爆発し、よってたかってタケルを踏みつけてしまいました。 それを聞きつけてやって来たのが、タケルの后オトタチバナヒメ。 愛する夫をボコボコにされて怒り心頭のヒメは、ふがいない夫を叱咤して、仕返しするよう追い立てます。 はたしてこの争いの行方は?。 2009年12月青葉の森公園芸術文化ホールにて公演。
古代伝承の献身的な姿から、狂言の世界の強い女性へと変貌したオトタチバナヒメとヤマトタケルの物語をお楽しみ頂きました。 | |
■ コラボレーション作品 「狂言文楽浪花話」祭りの夜に、供を連れず自ら太刀を持って見物に出かけた大名が、 通りがかった堺の塩昆布売りを呼びとめ、無理に同道を強いる。 散々に脅かされて無理やり太刀まで持たされた塩昆布売りは、 やがて堪忍袋の緒が切れて…。 2009年3月山本能楽堂にて公演。
「ユネスコ世界無形文化遺産認定」である、「狂言」と「文楽」の
歴史的にも始めてのコラボレーション作品であり、各界より大絶賛を頂いている話題作「刀こぶ」をリメイクし、新たに書き下ろした作品です。 | |
■ 創作狂言 「鬼の来迎」娑婆の人間に信仰心がなくなったために、地獄はかつてないほどに大繁盛。 人手不足に頭を悩ます閻魔大王は、獄卒を連れて自ら六道の辻へと赴きます。 そこでは、生前悪事を重ねた亡者たちが責め苦を受けていました。 自分たちの行いに懲りていない亡者たちに、閻魔大王は次々と裁きを下していきます。 そこへ現れたのが、地蔵菩薩。慈悲深いと評判の地蔵菩薩の登場に、 亡者たちは大喜びします。 ところが慈悲深いはずの地蔵菩薩は…。 2008年11月青葉の森公園芸術文化ホールにて公演。
横芝光町に伝わる仏教劇「鬼来迎」を題材とした創作狂言「鬼の来迎」を上演いたしました。 | |
■ コラボレーション作品 「延年版・平家物語」日本史上最高傑作の軍記物語である「平家物語」を、小笠原匡が平家詞曲(平家琵琶)にて語られる中に「劇中劇」と「狂言語り」を巧みに織り交ぜ、「延年版・平家物語」として劇作・演出した作品で、公演終了後に大変な反響を呼んだ話題作です。 2008年2月山本能楽堂にて公演。
小笠原匡 作・演出で、平家物語を面白可笑しく芝居仕立てで演じ、皆様にお楽しみ頂きました。 | |
■ 創作狂言 「千葉の羽衣」千葉県に伝わる羽衣伝承に取材しながら、三保の松原を舞台とした能「羽衣」とも異なった、 笑いのみならず人間味にもあふれた創作狂言「千葉の羽衣」を上演いたしました。 羽衣を奪われた天女が奪った男の妻になるという羽衣伝承は全国各地に見られますが、 千葉県ではその男がかつて上総下総一帯を支配した千葉氏の当主であるとしています。 また、妙見信仰や「千葉」という地名の由来とも結びついているという点は、 全国でも珍しいものです。物語は、下総国池田の郷の男が月夜の晩に池田の池を訪れるところから始まります…。 2007年12月青葉の森公園芸術文化ホールにて公演。
狂言ワークショップを受講した千葉県民や千葉大生、
そして狂言を創作する授業を受講した千葉大生も参加し、
創作狂言として生まれ変わった羽衣伝承の世界をお楽しみ頂きました。 | |
■ コラボレーション作品 「蓬莱貴譚」「蓬莱貴譚」 -人と鬼仲良うやれさ- 2007年10月~11月、岐阜、静岡、東京、佐渡にて公演。
千秋楽・佐渡公演は満員御礼!!大好評の内に無事幕を閉じました。 | |
■ 新作狂言 「猫とんじゃった」絵本「11ぴきのねことぶた」を題材にした、新作狂言。 狂言で語られるコミカルな猫と豚の会話。そこにジャズピアノの演奏がからみ、 色んな猫の表情が映し出されます。狂言とジャズピアノの異色コラボレーション、いかなる舞台となるのやら… 2004年2月豊田市美術館にて公演。 | |
■ 新作狂言 「光源氏」光源氏は大輔命婦の局から常陸宮の姫君について噂を聞き、
何度も文を送るがまったく返事が無い。
ライバルの頭の中将に先を越されてはならぬと思い、
今晩は是非とも逢いたいと思い姫のもと向う。
寝殿に着くと美しい琴の音が聞こえてきて、
とうとう姫が姿を現すが…。 2007年2月コラボレーション集団「風流」公演において、 新作狂言「光の君」として演じました。(大阪・天満天神繁昌亭にて) | |
■ 創作狂言 「抱腹絶倒ちばわらい」太郎冠者のひそかな楽しみは、毎年大晦日に行われる「千葉笑い」。 素性を隠した民たちが千葉寺に集まり、悪口雑言に興じて朝まで笑い明かす天下の奇習です。 ところが、この地の殿様は千葉笑いを良く思っていません。 家来の太郎冠者が千葉笑いに行っていると聞いた殿様は、 太郎冠者を呼び千葉笑いについて聞き出そうとします。 これは厄介と考えてシラをきる太郎冠者に、殿様は用事を言いつけます。 しぶしぶ承諾した太郎冠者でしたが、あきらめきれず千葉笑いへ向かいます。 一方、疑いを捨てきれない殿様も、みずから仮面をつけ身分を隠して、 同様に千葉笑いへ向かうのでした…。 2007年2月千葉県文化会館にて公演。
狂言師のみならず千葉県民や千葉大生も参加し、
地域と大学が連携するユニークな試みとして行われました。
舞台を彩る仮面たちは、参加者の手作りです。 | |
■ コラボレーション作品 「平成版・阿国歌舞伎」「Eenen 延年」の第一弾。NHK金曜時代劇「出雲の阿国」で芸能指導をさせて頂きました際、 大変お世話になりました阿国研究家の小笠原恭子先生の心強いお力を拝借し、 実際放映された歌舞音曲を劇場版にリメイクしました。 そこに、大小狂言を盛り込み、更に出雲にちなんだ狂言秘曲「節分」をあわせ、 一つの舞台を創り上げました。 2006年12月15日山本能楽堂にて公演。 | |
■ 新作狂言 「新千葉笑い」”かつて大晦日の晩に素性を隠した民たちが悪口雑言に興じて、朝まで笑い明かした。” という、千葉市の千葉寺に伝わる天下の奇習「千葉笑い」。 この「千葉笑い」を題材にしながらも、狂言の様式にのっとり、 謡、舞、科白(せりふ)、仮面などの多彩な要素を取り入れて、 新作狂言「新千葉笑い」が誕生しました。 2005年12月、及び 2006年12月
千葉市文化センター アートホールにて公演。 | |
■ コラボレーション作品 「刀こぶ」祭りの夜に、供も連れずに自ら太刀を持って見物に出かけた大名が、通りかかった堺の塩昆布売りを呼び止め、無理に同道を強いる。 散々に脅かされて無理やり太刀まで持たされた塩昆布売りは、やがて堪忍袋の緒が切れて…… 2006年2月 高知県立美術館|能楽堂 にて、 | |
■ コラボレーション作品 「石川五右衛門」祭りの夜に、供も連れずに自ら太刀を持って見物に出かけた大名が、通りかかった堺の塩昆布売り (実は石川五右衛門)を呼び止め、無理に同道を強いる。 散々に脅かされて無理やり太刀まで持たされた塩昆布売りは、やがて堪忍袋の緒が切れて…… 2006年3月 豊田市能楽堂にて公演。 | |
■ コラボレーション作品 「良忍さん」酒好きな「風来坊」をいさめるため、伯父は酔って寝た風来坊の枕元に僧装束を置き、 出家を促す“夢のお告げ”をささやく。目覚めて青くなる風来坊の前に僧が現れ騒動となり、 やがては阿弥陀如来の光臨へ- 2005年7月 「風流」により公演。 | |
■ 新作狂言 「ふるさとの四季」
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■ 新作狂言 「京都大原良忍物語」平安時代後期、京都大原に修業した僧、聖応大師良忍。 山の緑や川のせせらぎにつつまれ、自然から多くの恵みと霊験を得て、 日本の音楽の源流「声明」(※)を大成した。日本音楽の父と呼ばれる名僧である。 声明大成後、大原の地において、良忍の体得した寂光浄土(融通念仏と菩薩来迎の世界)を 平成の狂言舞台に再現しました。 2004年11月 大阪能楽会館にて公演。 | |
■ 新作狂言 「鉢かづき」未だ定まる妻がいない男は、申し妻を神頼みする。すると、「初瀬の観世音に行き、
笛を吹けば妻を授けてやろう」とのお告げを蒙る。 2001年7月ワッハ上方演芸ホールにて公演。 初めて狂言を見るお客さまも来やすいように能舞台を離れての公演です。 ルビの入った字幕スーパーも用意し、聴覚障害者の方や、子供たちにも楽しんで頂きました。 この「鉢かづき」は初めて書いた新作狂言です。河内地方に伝わる御伽草子を題材にしました。 新作を手がけて狂言の奥の深さを改めて知り、古典を見つめなおすきっかけとなった作品です。 |
声明(しょうみょう) |
仏教音楽の中で、声による音楽の全てを包括する名称。 つまりお経の歌であり、キリスト教の聖歌や賛美歌にあたるもの。 |
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雅楽 (ががく) |
「雅正の楽」という意味で、1200年以上の歴史を持つ、 現存する世界最古の合奏音楽。その舞を舞楽と云う。 |
今様 (いまよう) |
「当世風」の意で、平安時代後期に流行した新興歌謡。 常盤御前、静御前など白拍子が歌い舞った事でも知られる。 ことのほか今様を愛した後白河院は、「梁塵秘抄」(りょうじんひしょう)を編纂 |