日本の古典芸能をテーマに、広く一般の方々を対象に講演・講座を開いたり、
実際に狂言や楽器演奏を体験できるワークショップを催したり、
より多くの方々に、日本の古典芸能に親しんで頂きたいと願い、さまざまな活動を国内・海外にて行っております。
以下の例は、実演を交えながらのお話や、簡単な狂言を体験して頂き、
そして、能楽堂へ出向いて狂言を鑑賞するといった、全6回の講座です。
私、小笠原由祠が案内役となり、たくさんの方々に楽しんで頂きました。
<第1回> 古典芸能ってなあに? |
日本芸能史、中国渡来の様々な芸能たち (雅楽・舞楽・伎楽など) |
<第2回> 物まね得意の日本人 |
散楽から猿楽へ、能と狂言の不思議な関係 (双子の兄弟、能・狂言) |
<第3回> 笑う門には福来る! |
狂言から生まれた新しい芸能たち (落語と狂言の喜劇性) |
<第4回> 上方の粋、人形浄瑠璃 |
墨絵から浮世絵の世界へ (歌舞伎・文楽と能・狂言の違い) |
<第5回> さあみんなでやってみよう!! |
実際に狂言の簡単な表現にチャレンジ (喜怒哀楽、謡い、舞い、など) |
<第6回> いざ能楽堂へ参ろうぞ |
能舞台へ行き、「狂言」を鑑賞します |
このような講演やワークショップなどの企画を、さまざまな団体や教育機関などからご依頼いただき活動しております。
古典芸能の伝承は、好んで観て下さる方があってこそ実現します。
興味をお持ちの方々はもとより、次世代をになう子供や若者にも、
もっと気軽に古典芸能に親しめる機会が必要です!
● 他にもさまざまなプログラムをご用意しております。
レクチャー
能楽(能・狂言)の基礎知識
- 日本芸能の歴史 (狂言から落語、現代劇まで)
- 能楽の流派、役職 (シテ方、三役) について
- 能楽の作者 (観阿弥・世阿弥) について
- 狂言の特徴について
- 能楽のレパートリーについて
能と狂言の比較
- 装束の主張 絹と麻
- 面の使い方
- 仕舞と小舞
- 扇の使い方
- 道行の違い
- その他喜怒哀楽より 泣きと笑い
ワークショップ
体験・感動-能楽囃子(笛 小鼓 大鼓 太鼓)
- 伝統芸能で使われている楽器の歴史を学びながら演奏を体感する。
古典芸能パフォーマンス
- 古典芸能に親しむー実技指導を中心に古典芸能に親しみながら実際にステージで演じる。
伝統芸能で発声体験
喜怒哀楽体験
- 狂言の中でも重要な泣き笑いなどの喜怒哀楽を体験する。
「和太鼓と狂言」実技指導体験
- 「謡い」「舞い」「動作演技・喜怒哀楽」「和太鼓」などを実際に楽しく体験します。
狂言体験
- 名乗り (自己紹介を狂言風にします) 「この辺りの~でござる。」
- 呼び出し (身体で演技します) 「太郎冠者あるか。」
- 笑い (同様) フー、ハハハハハハハハ
- 泣き (同様) エー、へへへへへへへへ
- すり足 (同様)
- 茸歩き (同様)
- 塀をのこぎりで破る (同様) ズカ、ズカズカズカ
- その塀を倒す (同様) メリ、メリメリメリ
- お酒を注ぐ (扇を徳利に見立てます) ドブ、ドブドブドブ
- 注ぎきる (同様) ピショピショピショ
- グループに分かれて発表
狂言歌謡体験
- 「小鼓」 (こつづみ) 稽古
- 「小鼓」 の謡いをグループに分かれて発表